小笠原諸島には、みじんも関心がなかった。
夏野葉月写真展「Bonin life 〜世界遺産・小笠原に生きる〜」のギャラリートークに足を運んだのは、ギャラリートークというのがどんなものか、仕事の参考にするために急ぎ体験したかったというのが理由だ。この日この時間に都内で開かれていれば、どんな写真展でもよかった。それが、大変にはまりました。
小笠原諸島は、1830年に欧米系住民が移住して、その後に日本人が移住して、1876年に日本の領土になったそうだ。まったく知らなかった。
終戦後はアメリカに占領されたこともあり、今年の6月26日(あさってだ)は日本に返還されて50周年。
その成り立ちとか、住民の構成とか、生活とか、自然とか、文化とか、習慣とか、こんな日本があったなんて、と驚くことばかり。しかも東京都ですからね。
この日は50分くらい、夏野さんがひたすら説明してたのだが、話もうまくて、全然飽きなかった。断然、行ってみたくなりました。
ところで小笠原に気を取られて写真を作品としてはあまり見てなかったのだが、帰ってから夏野さんのサイトを覗いてみました。今日のトークを聞いただけでは、とても想像できないような背景を持った方のようで、こちらもいろんな意味で興味深い。
夏野葉月写真展
「Bonin life 〜世界遺産・小笠原に生きる〜」
オリンパスギャラリー東京
会期:6月22日~ 6月27日
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