あなたの人生を聞かせて

1か月後に迫る講演。2時間もあります。仕事の専門分野なら、2時間くらい余裕で話すことがある。しかし今回は、「あなたの人生について話してほしい」と。

主催者との打ち合わせではとにかくしゃべらされて、その中から彼らが話してほしいと思ったポイントをたくさん挙げてくれました。それを信じて組み立てているわけですが、これが実に悩ましい。他人にとってわたしの人生のおもしろみがどこにあるかなんて、まるっきりわかりません。20年も前のバックパッカー時代の話なんて、本当に聞きたいですか?! この仕事に就いたきっかけって全然ドラマチックじゃないんですけど?! 等々、いちいち突っ込んでしまいます。自分なら、ごく普通の人が語る人生の、何に惹かれるだろう。

と、ここまで書いてきて、はたと気づいたのですが、わたしはこれまで国内外で数十人にインタビューをしてきたではないですか。その時、その人の何を聞きたいと思ったのか、どこを書きたいと思ったのか、それを自分に当てはめればいいのではないだろうか。そうしてみよう! 

 

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写真の男の子は、この場所にいるということは、この子がとても厳しい経験をして厳しい現実を背負っていることを意味しています。なのになんて無邪気に絡んでくるんだ。

Hope you can sleep safely and have a normal childhood.


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