腹をくくる女

同業他社で同じ職種の女性と飲みに行きました。数年来、仕事のやりとりのみで、プライベートで会うのはもちろん、じっくり話すのも初めて。

こういう付き合いもほとんどないので、仕事の難しいところや、チャレンジ中の試みなどをおしゃべりできるのは、かなり貴重な機会であることに、話していて気づきました。

つられてわたしも一枚。


彼女は写真やジャーナリズムを専門に勉強していて、今も仕事とは別にそちらの活動もしているのだという。かなり本格的なようです。そういう一面は意外でした。わたしは写真はカメラの基本的な使い方を習っただけだし、ジャーナリズムの勉強がどんなものか、想像もつかない。どんなんだろう。

仕事に対しても、「今はこの団体で働きたい、ここだからできる大事なことがある」と、真っすぐ。わたしも同じといえば同じですが、あんな素直な言い方できない。なぜだろう。覚悟だろうか。そこに骨をうずめようなんて思ってるわけではない。ただ、今はこれをするんだと腹をくくっている感じ。その方がかっこいいですね。

もうひとつ、いかにも仕事ができそうなしっかり者の見た目の彼女が、思ったよりずっとオープンでかわいらしい人柄なのも、意外でした。どこに「オープン」を感じたか。自分の話もさらっと開示してくれて、こちらの話も寄り添って聴いてくれる。わたしはついつい、人に聞かせる価値のあるものを持ってないし、と思って何も言わずにいてしまうのですが、話してくれること自体が、ギフトなのかもしれない。

いい夜でした。


hide in the garden



0コメント

  • 1000 / 1000